実仮想融合アプローチによる生産システムにおける最適化・シミュレーション手法に関する展開研究
研究責任者 |
藤井 信忠 神戸大学, 大学院システム情報学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究課題では、実仮想融合型の生産システム構成法の実用化に向けた展開研究に取り組んだ。実仮想融合型の生産システムとは、実工場などの実空間と計画・シミュレーション等に用いる仮想空間を融合させ、動的変動に対する頑健性・適応性と最適性を両立することを目指したシステム構成法である。本研究では、モデルプラントを小規模な実工場とみなしたこれまでの基礎的検討の段階から一歩進め、制御アーキテクチャの自律分散化を実現した。従来の集中制御と比較すると、制御機構の分散化により計算機の負荷が低減し、従来では不可能であった装置状態把握間隔を実現することで、実システムと仮想システムのより密接な連携を実現し、提案手法の実用化の目処を付けた。
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