研究責任者 |
玉置 尚徳 鹿児島大学, 農学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 現在、鹿児島で焼酎製造に用いられている2倍体の焼酎酵母について、ゲノム配列をより詳細に解析し、実験室酵母や清酒酵母との違いを調べ、焼酎酵母に特異的な遺伝子の存在を明らかにすることができた。また、2つある対立遺伝子を効率良く破壊する破壊カセットを構築し、これを用いた遺伝子破壊の基盤技術を確立した。対立遺伝子間の組み換え現象であるLOH(Loss of Heterozygosity)の頻度を紫外線照射や熱ショックなどにより上昇させることに成功し、最終的に遺伝子破壊株の取得効率を80%まで上昇させることができた。今後、本法を用いて焼酎酵母の育種、変異株ライブラリーの構築などを進めていく。
|