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サーファクタント蛋白質による尿路病原性大腸菌の感染防御機構解析と応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大野(西谷) 千明  札幌医科大学, 医学部, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、サーファクタント蛋白質(SP)による尿路病原性大腸菌(UPEC)の感染防御機構を分子レベルで解明し、尿路感染症の予防・治療薬としてのSPの臨床応用の可能性を目指し研究を行った。サーファクタント蛋白質D(SP-D)は、UPECの接着因子であるFimHとウロプラキンとの結合を抑制し、in vivoにおいても、SP-DがUPECの感染防御に有効であることが示唆された。今回は、SP-Dと同様に、肺に存在するC型レクチンであるSP-AのUPECに対する効果の全容解明までには至らなかったが、それ以外の課題については達成できた。今後、SP-Aについても検討を行い、サーファクタント蛋白質がUPEC感染防御に有効であると判定したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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