テラヘルツ帯の電磁波による環境モニタリング技術の構築
研究責任者 |
水戸部 一孝 秋田大学, 大学院工学資源学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 安全安心な循環型社会の実現には、最終製品だけでなくリサイクル過程の生成物による生体影響のモニタリングが不可欠である。本研究の目標は、生体由来物質であるタンパク質をプローブとして、環境汚染物質が生体に及ぼす影響をテラヘルツ帯の電磁波の吸収スペクトルにより定量する「環境モニタリング技術」を構築することである。本事業では、線幅4GHz以下で計測する指紋スペクトル技術を構築し、タンパク質の指紋スペクトルを明らかにすると共に、小型軽量なTHz光源を用いて電気泳動後のタンパク質の分布を非染色で可視化する技術を構築した。今後、サンプル数を増やすことで外部ストレスが指紋スペクトルにおよぼす影響の再現性を評価する予定である。
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