表層ナノ結晶粒化摩擦加工/高周波焼入れに基づく新規表面処理技術の開発
研究責任者 |
戸高 義一 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 鉄鋼材料表層を結晶粒径20nm程度にまでナノ結晶粒化できる表層ナノ結晶粒化摩擦加工(SNW)と、短時間の熱処理が可能な高周波焼入れ(IHQ)とを組み合わせることで、表層に高硬度なナノ・サブミクロン結晶粒層を有し、その内部に十分な厚さの焼入れ硬化層をもつ組織の創り込みが可能な、新規表面処理技術を開発した。SNWとIHQを組み合わせた新規表面処理技術により、歯車等の機械構造部品に必要不可欠な転がり疲労寿命を、本研究開発の目標とした「IHQのみ材に比べて一桁程度の特性向上」を達成した。今後、当該表面処理技術の特長を最大限に活かすための表面処理条件の最適化、および、そのための材料の開発を進める。
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