炭素熱還元-高温水蒸気酸化技術を用いた国内産鉱石からのガリウムの濃集
研究責任者 |
明石 孝也 法政大学, 生命科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 栃木県の鉱山から採掘される鉱石(50ppmのガリウム含有)を、500ppmまで濃縮することを目的として、炭素熱還元-高温酸化技術を用いたガリウムの分離・回収を行った。回収された試料の主成分は、SiO2とGa2O3であり、ガリウムの濃度は4.6%(46000ppm)であった。この濃度は、当初の数値目標(500 ppm)や、ガリウム原料として用いられているアルミン酸ソーダ溶液(バイヤー液)中のガリウム含有量(約200ppm)をはるかに超えている。今後の展開として、栃木県鉱山におけるガリウム微量含有鉱石の分布調査と、ガリウム回収量あるいは歩留まりを上げるための技術開発を行うことが必要である。
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