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雪冷熱活用型低温貯蔵と伏せ込み技術の結合によるアスパラガス周年出荷の実現

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 荒木 肇  北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究ではアスパラガスの雪中貯蔵と伏せこみ栽培技術の結合により、周年供給を実現する技術開発を行った。根株を融雪水に触れさせないことで7-8月まで雪中貯蔵することが可能であった。盛夏でも地中熱交換空気を利用して栽培室を22°Cに制御し、雪冷水の栽培床内循環により、アスパラガスの萌芽適温である18-20°Cの地温に制御できた。暗黒環境で根株を伏せこむとで、圃場生産がない8月以降にホワイトアスパラが生産された。収穫直後のアスパラガス若茎の雪中貯蔵は冷蔵庫貯蔵の代替になり、機能性物質のルチンも5日間は収穫時の90%以上に保持され、出荷期の調整が可能になった。今後は厳寒期の熱源を研究し、自然エネルギーでの周年栽培を確立する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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