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イオン交換樹脂を適用した高耐久性コンクリートの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 睦好 宏史  埼玉大学, 理工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要海岸近傍などに建設されている鉄筋コンクリート(以下RC)構造物は、海水飛沫等によりコンクリート中に塩化物イオンが浸透し、内部の鉄筋が腐食して劣化が進み(塩害)、構造物の供用性に大きな問題が生じている。あらかじめ成型した塩化ナトリウムを含むコンクリートブロック(A)にイオン交換樹脂を混合したコンクリート/モルタル(B)を打ち継ぐと、Aに存在する塩化物イオンがBに移動することを確認した。これを応用すると、塩害を受けた既存構造物の塩化物イオン濃度の高い表層のコンクリートをはつり、安価な強塩基性陰イオン交換樹脂を混合したコンクリート/モルタルで断面修復することにより、既存の鉄筋構造物の塩害を食い止める新規補修方法を開発できる期待があることが分かった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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