テイラー渦流によるデンプンの加水分解プロセス連続反応装置の開発
研究責任者 |
堀江 孝史 神戸大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | テイラー渦流装置を高濃度デンプン懸濁液の糊化・糖化(加水分解)プロセスに適用した。これにより糊化プロセスと糖化プロセスを1段階で連続的に行うことができる。本研究では、糖化プロセスの温度を変化させ、その影響を調査した。原料デンプン濃度50g・L^-1においては温度の影響はでなかったものの、低温でも高効率に糖化処理を完了することができた。また、より高濃度の懸濁液においては、高温であるほど糖化性能が向上した。さらに、テイラー渦流装置と回分式装置との糖化性能を比較したところ、回分式の結果に及ばない条件もあったが、連続式かつ少ないトルクで高効率な連続プロセスを実現することができた。今後は、デンプン溶液の流動特性を詳細に調査し、スケールアップへの方法論へと展開する。
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