県産バイオマスを高充填したバイオマスプラスチックとその真空成形技術
研究責任者 |
水野 渡 富山県工業技術センター, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 富山県産バイオマス(もみ殻)を高充填したバイオマスプラスチックの開発と真空成形技術に関する基礎的な特性把握と、大型真空成形品の試作と製品化に関する検討を行った。工業技術センターものづくり研究開発センターに導入したセルロース混合可塑化装置を用いてもみ殻粉とポリプロピレンの配合割合を変えた材料を作製しその特性を評価した。その結果、もみ殻の配合率が80%(w/w)までの材料を作製することができ、配合率が60~70%において弾性率等物性が向上した。もみ殻粉とポリプロピレン、古米粉とポリプロピレンの材料に関して大型真空成形を行うためのシート作成と真空成形を行った。古米粉とポリプロピレンについて成形条件の確認と大型真空成形品を試作することができたが、FRPによる補強が十分にできなかった。
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