菌床シイタケの品質に影響する糖類の含量を増大させる生産法の開発
研究責任者 |
大谷 慶人 高知大学, 教育研究部自然科学部門, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 高知の高温な気候下でも特段の温度調節をせずに栽培の可能なシイタケ菌を開発し、培地成分の変更で高品質の子実体を生産することを目的とした。菌床シイタケは原木シイタケに比べ、糖分含有量が少なく、本来の風味に欠け、品質の面で劣るとされている。そこで、子実体の糖類の含有量を高める菌床栽培法の検討も行った。当研究室で開発したシイタケ菌を市販の菌と比較した結果、品質および収量の点ではほぼ同等であった。更に、菌床に数種の糖を所定の濃度で添加すると、加える糖の種類により、シイタケの主要糖であるトレハロース、マンニトール、アラビトールの含有量がコントロール(水のみ添加)に比べて多いもので2倍以上を示した。
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