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フランス松樹液の生体内感染系における抗ウイルス活性評価に関する研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小原 恭子  熊本大学, 生命科学研究部, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要これまでに、ピクノジュノールのHCV1b 型への複製抑制効果のIC50 は、6~10μg/mL, 2a型に対しては40μg/mL であった。また、HCV (2a 型)感染細胞へのIC50 は約5μg/mL で、細胞内より細胞上清中でより強い抗ウイルス活性を示した。インターフェロン(IFN)に対しピクノジュノールは強い相乗効果を示し、IFN とリバビリンに対しては相加効果を示した。本研究ではHCV が感染するヒト肝臓キメラマウスを用い、ピクノジュノールのHCV 感染抑制効果を検討したところ、ピクノジュノール単独投与ではウイルス量の増加は抑制したものの減少させる事はできなかった。またIFNとの同時投与でも、顕著な相乗効果は見られなかった。臨床的には部分的に抗ウイルス効果がある可能性が示唆されている為、今後の検討を要する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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