コート膜に分相を誘起した有機無機ナノハイブリッド体による高硬度、高柔軟性、高密着性ハードコートの開発
研究責任者 |
矢澤 哲夫 兵庫県立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 当該研究開発のコンセプトは、コート膜表面側に硬度の高いシリカネットワーク相、プラスチックス基板側に有機高分子相が傾斜的に分相された構造を形成することにより、プラスチック基板に特段の処理を施すことなく、一液コートによって、コート膜の硬度、柔軟性、プラスチックス基板への密着性に優れたコート膜を得ることである。密着性、柔軟性については、プラスチック基板とのπ電子相互作用に基づく分相によって目標値を達成できた。硬度については、第三成分のアルコキシドの添加によって目標とする鉛筆硬度4H以上が達成できた。今後は、密着性と硬度を目標レベルまで両立させたコート膜の開発を進めていく予定である。
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