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シャットル織機における新規よこ糸吸収・吐出機構の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 本田 元志  京都市, 繊維技術センター 企画グループ, 研究員
研究期間 (年度) 2011
概要小幅のシャットル織機を用いた西陣の伝統的な製織技法を広幅のシャットル織機にも適用できるようにするため、製織時にたるんだよこ糸を適切な張力で張り、連続的に製織できる機構について検討した。その結果、当初の期待通り真空エジェクタを用いることにより、たるんだよこ糸を吸収して張力をもたせる事が可能であることが分かった。また、よこ糸の吸収・吐出スピードは目標の0.25sec/回には達しなかったが、織機自動停止・再開機構を付与することにより連続運転を可能にした。このように真空エジェクタなどの空圧部品を組み合わせて既存の織機に後付けし、これらを制御することにより、新たなよこ糸吸収・吐出機構を実現した。 今後、従来の力織機では製織不可能であった織物を、この機構を搭載した織機で製織し、差別化・高付加価値化した製品の製造方法として提案していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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