新規バイオミメティック触媒を用いて合成した多分岐ポリL-乳酸からなるバイオマスコーティング材の開発
研究責任者 |
門多 丈治 地方独立行政法人大阪市立工業研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 酵素の協同的酸塩基触媒作用にヒントを得た新規有機重合触媒を駆使して、分子量、分岐構造が明確に制御された精密多分岐ポリ乳酸を合成し、塗料に適した新素材の開発に繋げることを目的に研究を行った。その結果、分子量21万、直鎖状から8分岐までの一連の精密ポリ乳酸ライブラリを構築することができた。また、得られたポリ乳酸のガラス転移温度、融点、結晶性等の熱的性質や、引張強度、接着性等の力学的性質を分子量、分岐度で評価することによって、諸物性との関連性を明確化し、これまでにない柔軟性発現メカニズムを考察した。その成果の1つの応用例として、溶解性、塗布性、透明性に優れた塗料用ポリ乳酸の設計を可能とした。
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