高効率水素製造を実現するNb-W-Mo水素透過合金膜の開発
研究責任者 |
南部 智憲 鈴鹿工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 高周波電磁浮遊溶解法によって総重量500gのNb-W-Mo合金をパイロット製造し、実用化に向けた技術移転の可能性を探索した。溶製された合金インゴットは、1インゴット中のWおよびMoの許容偏析範囲が±1mol%以下、2100μm以下の薄膜加工が可能、3500°C、0.2MPa以下の水素雰囲気下で水素脆性破壊しない、4実用Pd系水素透過合金膜の5倍以上の水素透過速度が得られる、という技術移転が可能な4つの開発目標値をおよそクリアすることができた。しかしながら、溶解インゴット中のWの偏析が+1mol%以上あり、今後、より高品位なNb-W-Mo系合金を溶製する技術の確立が必要である。
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