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セルロースナノファイバーを補強剤とした機能性ゴム材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 長谷 朝博  兵庫県立工業技術センター, その他部局等, 研究員
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究では補強剤としてセルロースナノファイバー(CNF)、母材として天然ゴムを用いることにより、何れも植物由来の原料のためカーボンニュートラルで環境低負荷型の新規機能性ゴム材料を開発することを目標とした。CNF の形状最適化、天然ゴムへの均一分散化、界面接着性の向上などについて検討した結果、CNF の添加量が 10phr 以下でも防振ゴムなどの工業用ゴム製品と同等の引張物性を示すゴム材料が得られた。また、ゴム用補強剤として広く利用されているカーボンブラック(CB)を配合したゴム材料を CNF 添加ゴム材料で置き換えることで、引張物性を維持しながら約 18%軽量化できることが明らかになった。機能性の一つとして計画していた制振特性の付与には至らなかったが、開発材料は従来材料に比べて環境低負荷型で軽量化や明色配合が可能なゴム材料として工業用ゴム製品分野への応用が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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