超臨界流体パルス放電法を利用した炭素系素材の簡便かつ迅速作製および機能化技術構築に関する研究
研究責任者 |
佐々木 満 熊本大学, 大学院自然科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 申請者は、導電性材料や高強度部材等として利用される炭素系素材(グラフェン、カーボンナノチューブ、窒化炭素など)をフェノールやピレン、チオフェン等、常態で液体または固体状態の芳香族・脂肪族化合物を出発物質として重合する技術を確立する。また、得られる炭素系素材の疎水表面上の炭素-水素(C-H)結合を、簡便かつ迅速に機能性官能基(例えば、酸化、窒化、硫化)へ変換する革新的技術の創出を目指す。反応場には亜臨界または超臨界状態の各種流体(水、二酸化炭素、窒素、アルゴン)を用い、種々の芳香環化合物および導入する官能基を有する添加物質を、前記媒体に溶解または分散状態でパルス放電処理を行うことでC-H結合を機能化する。
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