体内留置センシングデバイスに搭載する体内から体外への情報伝送システムの開発
研究責任者 |
柴 建次 東京理科大学, 基礎工学部 電子情報工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 体内埋込デバイスにつけた2枚の電極と、体表面につけた2枚の電極を用いて、体内深部から体外に情報伝送する方法について解析と実験を行った。ワイヤを人体の周りに貼り付けるように配置したモデルを試作して、P2/P1a(負荷抵抗の消費電力÷電源の出力電力の有効成分)を解析した。その結果、提案法は一般的なダイポールアンテナを用いる方法に比べ2.5倍以上大きい値を得、効率の良い通信法であることを確認した。次に、円柱型模擬生体(NaCl水溶液)を用いて、提案する通信方法のアナログ通信実験を行った。提案法は模擬生体の中心(人体深部に相当)からでも途切れず通信可能であることを確認した。
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