レンズ製造工程におけるレアアース(酸化セリウム)のリサイクル方法の開発
研究責任者 |
江口 穫正 長野県工業技術総合センター, 精密・電子技術部門, 技師
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | レンズ製造工程から排出される研磨スラリーの廃液中にはレアアース(酸化セリウム)が多量に含まれている。この廃液中の酸化セリウムを再生処理し、使用量を抑制するための基本機構の開発を行った。試作した特殊形状の流路、実験装置を用いることで、酸化セリウム粒子を超音波の音場によって剥離・分散させ、粒子の一部を捕捉、抽出することが可能になった。しかし、レンズの研磨工程において機械的研磨で使用頻度の高い約1.0~2.0μmの大きさの酸化セリウム粒子をのみを抽出することができず、研磨能力の検証には至っていない。
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