ウイルス・毒素の診断・除去を指向した、高性能ナノ糖鎖作製開発研究
研究責任者 |
清水 弘樹 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ウイルスや細菌の感染及び毒素の侵入の多くは、宿主細胞が持つ糖鎖(オリゴ糖)への接着によって開始される。申請者らの有する、ウイルスや毒素との結合活性が見込まれる「多価シアル酸含有新規オリゴ糖」を用い、クラスター効果により結合活性が上昇する、ウイルスや毒素との高結合能を有する高性能ナノ糖鎖を作製する。それを基にして、ウイルスや毒素の除去や、診断、治療などへの医療産業展開を目指す。本事業期間中に、糖鎖合成に利用するシアル酸転移酵素の副反応制御、利用予定糖鎖の安定性、ナノ粒子作成方法について知見が得られた。今後は、新しいインフルエンザ診断法の開発、様々な感染症の診断薬の開発へと展開する予定である。
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