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遊離ヘムを検出する蛍光発光型センサーの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 坂本 寛  九州工業大学, 情報工学研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要ヘムは生体にとって必須な色素である一方、活性酸素を発生する有害物質でもあり、病気の診断や治療法の開発につながる可能性がある。これまで我々は、蛍光ラベル化ヘムオキシゲナーゼ(HO)を利用した高感度ヘムセンサーを開発してきたが、消光型のため応用範囲が限られていた。そこで今回、ヘムと結合したHOに特異的に結合する蛋白質を利用し、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)によってヘム濃度を測定する発光型センサーを開発することとした。本研究を通してヘム結合型HOと当該蛋白質との特異的結合をFRETによって観測できる検出系を構築した。このセンサーは発光型であるため、生体試料から抽出したヘムを測定できるだけでなく、将来的には細胞内に導入して蛍光イメージング技術と組み合わせることにより、細胞内のヘムの動態観測に応用できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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