研究責任者 |
麻生 稔彦 山口大学, 大学院理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 道路標識柱、照明柱、信号機などの道路付属物は交通機能を維持するために重要な構造物であるが、現在行われている腐食や劣化の確認は地表露出部の目視点検程度であり、損傷状況を十分に把握できているとは言い難い。そのため本課題では、道路付属物の損傷状態を簡易に計測・判定する手法の開発を目標とした。本研究により、対象とする道路付属物を衝撃加振により強制的に振動させ、この時の固有振動数および振動モードからニューラルネットワークを用いて劣化状態を推定することが可能となった。この際、1損傷の有無、2損傷の位置、3損傷の位置と程度の3段階について、必要となる計測方法を明らかにした。今後、より簡便な測定・判定を実現するため、本研究により構築されたシステムの携帯情報端末への導入を図る。
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