研究責任者 |
寺境 光俊 秋田大学, 大学院工学資源学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ポリ乳酸-ポリカプロラクトンマルチブロック共重合体を合成し、これを用いた柔軟な生体吸収性高分子による細胞培養基材の開発を行った。本マルチブロック共重合体は適度な加水分解特性を示し、水がしみこむ多孔質膜を作製することができた。実験用がん細胞(HeLa細胞)を親水化した多孔質マルチブロック共重合体上で培養したところ、細胞が仮足を伸ばして成長することが観察された。実験動物(ラット)を用いた生体内分解挙動を検討したところ、1週間では膜がほぼ変化なく残っており、6週間でも膜の残存が観察された。これら研究成果を元に特許申請をおこなった。
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