3次元乳房超音波画像を対象とする腫瘤病変検出支援システムの構築
研究責任者 |
中山 良平 三重大学, 中央放射線部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究の目的は、3次元乳房超音波画像をコンピュータで解析することにより腫瘤病変の可能性のある箇所を自動的に検出し、その位置を医師に提示する検出支援システムを構築することである。本研究では、円形・線状パターン検出のための2次元フィルタバンクを3次元に拡張し、選択的に腫瘤病変のような塊状構造を強調することを可能にした。また、左右乳房の差分による非対称組織(腫瘤病変)の強調アルゴリズムも追加し、2次元フィルタバンクを用いた従来法より約20%検出精度を向上させることに成功した。目標とした検出率85%以上(偽陽性数1.5個以下/画像)にわずかに到達できなかったが、検出率82.6%(偽陽性数1.87個/画像)を得た。
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