バイオエタノール製造プラント残渣のガス化技術の開発
研究責任者 |
佐藤 修 独立行政法人産業技術総合研究所, コンパクト化学システム研究センター, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | バイオエタノール製造プロセス残渣の再資源化・高度利用技術として高温高圧水中での担持金属触媒による燃料ガス化反応を研究課題として提案、(1)バイオマス原料に対応した耐久性触媒の開発、および(2)使用劣化した触媒の再生方法についての検討を行った。耐久性触媒の開発では、外表面積の大きなグラファイトにルテニウム(Ru)を高分散担持せることで、市販の活性炭担持Ru触媒より高活性なものを調製することに成功した。対象残渣の触媒毒となるイオウおよび窒素化合物の含有率が極めて小さく、触媒の再使用時にもガス化活性が維持されたことから、再生処理の必要性がなかった。他の触媒での検討結果から、亜臨界水処理が適用可能ではないかと推察した。
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