水産食品安全確保のためのフグ毒高磁場非破壊検査法の開発
研究責任者 |
長島 裕二 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究開発の目標は、食品の安全を確保するため、食品中の有毒物質を非破壊的に検査する方法を開発することである。そのため、毎年食中毒を起こし、全食中毒死亡者の約半数を占めるフグを例に、フグ毒を非破壊的に検出し、魚体あるいは組織中のフグ毒の分布を三次元情報として表すことを行った。選択領域励起プロトン密度強調画像法による画像を取得し、オリジナルの画像処理プログラムにより肝臓での三次元検出が可能となった。しかし、検出精度および実用性については、今回の実験のみでは不十分であり、今後のさらなる検討が必要と思われる。
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