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色素細胞特異的転写因子MITF抑制作用を有する悪性黒色腫治療薬及びメラニン色素抑制剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 池本 敦  秋田大学, 教育文化学部, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要秋田に自生する天然植物資源であるヨブスマソウ(イヌドウナ、ホンナ)は山菜として東北地方で利用されているが、この抽出物にメラニン産生抑制作用があり、有効成分の標的が色素細胞特異的転写因子MITFの抑制であることを見出した。ヨブスマソウ抽出物からMITF抑制物質を精製し、濃縮した分画を作成した。作成した分画は、悪性黒色腫選択的に抗癌作用を示すことを見出した。さらにヨブスマソウ抽出物にはメラニン色素産生酵素であるチロシナーゼの阻害物質や抗酸化物質が含まれ、アルブチンやコウジ酸などの既存のメラニン抑制剤よりも低濃度で効果を発揮した。今後、ヨブスマソウ抽出物を活用した化粧品・サプリメントを開発していく計画である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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