「原因除去型」の糖尿病予防食品を目指した「ショウガ成分」の配糖体化技術の開発
研究責任者 |
津田 孝範 中部大学, 応用生物学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 研究責任者は「ショウガ」から、糖尿病の予防・抑制に有効な成分を見出している。しかし、この化合物は水に難溶、酸化しやすい、強い辛味・刺激味を持つなどの問題がある。本研究開発は、これらの解決のため、食品用酵素を用いて当該成分の配糖体を合成する技術を開発し、実用的な素材を創出することを目標にした。研究開発の結果、食品用酵素と糖供与体、反応条件を組み合わせて合成技術を開発し、配糖体化物を得ることに成功した。さらに得られた配糖体化物の化学構造についても明らかにすることができた。今後は実用化に向けてスケールアップと収率の向上、配糖体化物の機能発現の確認を行う予定である。
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