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バイオ燃料混合ガソリン中のバイオ炭素比率の簡便な決定法 ― 炭素排出権取引普及に向けた技術基盤の確立 ―

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 柚木 俊二  地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, その他部局等, 研究員
研究期間 (年度) 2011
概要液体シンチレーションカウンタ(LSC)を用いて、バイオエタノール混合ガソリン(E3、E10、およびE25)のバイオエタノール濃度の定量を目標とした。LSC計測は色の妨害を受けるため、その影響の抑制が定量の鍵である。ガソリンの着色料を通常の赤から青に変更するとLSC計測に対する色の妨害が大幅に減少し、ガソリンをそのままLSCで計測してもバイオエタノール濃度を定量できることを明らかにした。また、活性白土で赤色着色剤を吸着・除去し、色の影響を消去することに成功した。バイオエタノール濃度の低いガソリン(例えばE3)に対しては、バイオエタノールを水で抽出して濃縮・脱色する方法が有用である一方、E10以上では水相への色素の移行が避けられないことがわかった。研究者らが独自に開発した簡易LSC装置は色による計測妨害を受けやすく、その活用のためにはサンプルの完全脱色が望ましいと結論した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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