養殖や生鮮輸送に応用できる魚類における睡眠導入法の開発
研究責任者 |
高田 陽子 (財)大阪バイオサイエンス研究所, 分子行動生物学部門, 研究助手
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 養殖魚の出荷作業や移送作業時に魚類の睡眠を利用することで、作業の安全化と高品質な養殖魚の安定した供給を最終目標に、本研究開発課題では、魚類の脳波測定用電極の選定と装着法確立、有線による魚類の脳波測定システムの開発、魚類のポリグラフデータの収集、魚類の睡眠判定法の確立を目標とした。期間中に開発した脳波測定システムで脳波と考えられるマダイの生体信号の収集に成功し、魚類においても脳波から睡眠状態を判定できる可能性を確認したが、睡眠判定法を確立するには課題が残った。今後は無線による脳波測定システムを開発して自由遊泳下で脳波を測定し、魚類の睡眠判定システムを確立する。
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