小型超磁歪歯骨伝導アクチュエータを用いたコミュニケーションエイド
研究責任者 |
及川 靖広 早稲田大学, 理工学術院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究では、小型で様々な歯型に適合可能な歯骨伝導デバイスの開発とそれを用いた歯骨伝導現象の解明、両耳効果を含む聴覚特性の把握を行い、新たな音情報伝達経路の確立を目指す。超磁歪素子を用いた歯骨伝導アクチュエータを製作し、その特性の評価を行った。その結果、高能率で平坦で広帯域な周波数特性を持ち、また、2個のデバイスを左右の歯で噛み、その音響信号にレベル差をつけることで定位させた音像を知覚することが確かめられた。さらに、歯科医師の協力により歯への装着や埋め込みの可能性を確認することができ、受聴者個人へのフィッティングの可能性を示唆した。将来的にはヘッドホンやイヤホンに代わるデバイス、歯骨伝導補聴器等への応用が考えられる。
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