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抗癌剤の予期せぬ作用による癌ミサイル療法の新展開

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 苅谷 研一  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2011
概要癌抗原に対する抗体での癌ミサイル療法は抗原が多いほど有効である。或る種の抗癌剤による特定抗原のmRNA発現増加を半定量的に見出したので、本療法への技術移転可能性検証の第一歩として、増加率10 倍を目安に、ヒト培養細胞とマウス移植腫瘍での定量解析を目標とした。mRNAの定量リアルタイムPCRで上記抗癌剤により類似コピー数まで増加を認めた癌細胞株が3種あり、増加率は、或る子宮癌細胞で約10倍、或る肺癌細胞で約1000倍、或る大腸癌細胞で約50倍であった。また、この大腸癌細胞の異種移植担癌マウスに上記抗癌剤を投与し約5倍の増加を認めた。他の癌細胞も含め投与プロトコルと増加率の関係をさらに検討したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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