研究責任者 |
齋藤 敦 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究ではこれまで焦点があてられていなかった骨軟骨代謝のダイナミクスをタンパク質品質管理機構の観点から解析し、骨・軟骨の発生、分化、成長、傷害、再生を分子レベルで解明することを目的とした。小胞体ストレスセンサーOASISおよびBBF2H7の活性化および分解機構と、BBF2H7の軟骨組織における新たな機能を明らかにしたことで、当初の予定であった生理的小胞体ストレス応答のシグナル解明の一端を解明することに成功した。しかしながら今回の研究では小胞体ストレス応答シグナルの人為的な制御を可能にする薬剤の開発を達成することはできなかった。今後は今回達成に至らなかった小胞体ストレス応答シグナルの人為的な制御を可能にする薬剤の開発を、ハイスループットスクリーニング法などによって成功させることを目指す。
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