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ハダニを利用した土着天敵クロヒョウタンカスミカメ増殖キットの改良

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 伊藤 桂  高知大学, 教育研究部総合科学系生命環境医学部門, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要日本に広く分布する捕食性カメムシのクロヒョウタンカスミカメは、環境への負荷が少ない土着天敵昆虫として注目されており、施設栽培での害虫管理での利用が期待されている。本種の普及のため、限られたスペースで省力的に増殖させるシステムの開発を検討した。本課題では、従来のキットの産卵基質・水分源である多肉植物(カランコエ)に、クロヒョウタンカスミカメの餌として好適なハダニを寄生させることにより、省力的で高い増殖効率を実現することを目指した。カランコエに対して約30系統のハダニの定着を試みたが、定着が可能だったものは1割程度にとどまり、それらも2世代以内の定着だった。したがって、期間内にキットの開発までは到達できなかった。しかし、ハダニが寄生するハーブであるバジルがハダニの定着に有効であることが明らかになったため、

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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