糖尿病患者のQOLの向上を目指した超低侵襲パッチ型グルコースセンサの開発
研究責任者 |
安澤 幹人 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 糖尿病患者の健康維持には、血糖コントロールが最も重要であり、血糖値を簡便に把握できる皮下組織に留置する持続血糖モニタリングシステム(CGMS)の有用性が注目されている。しかし市販されているCGMSのセンサ針サイズは大きく、また挿入長さも1cm以上と長いことから、本研究では、先端径0.3mm以下のテーパー針の先端内部を測定部位とする微細で、かつ体内への挿入長さも1mm以下のパッチ型グルコースセンサを試作し、実験動物を用いたインビボ測定評価を行った。パッチ型センサを実験動物の皮膚に貼り付けて測定したところ、タイムラグは生じたが血糖値の上昇に伴う、センサ応答の上昇が見られ、貼り付ける感覚でセンサセッティングが可能な低侵襲センサ開発の可能性が見出された。
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