液相反応法による光機能性薄膜の作製と電界発光への応用
研究責任者 |
眞田 智衛 立命館大学, 生命科学部 応用化学科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ゾル-ゲル・ディップコーティング法により、チタン酸バリウム(BaTiO3)を基板としてZn2GeO4:Mn2+薄膜を作製し、無機EL材料としての評価をおこなった。紫外光照射下および電圧印加下において、Mn2+による緑色発光を確認した。これらの紫外光照射下での発光は、従来の石英ガラス基板にコーティングしたZn2GeO4:Mn2+薄膜の発光よりも弱い強度であったが、電圧印加下においても発光を示したことから、電界発光(EL)を示す無機EL材料としての応用を期待できる。今後、ディップコーティング法と並行してスピンコーティング法を用いることで、より均一かつ発光強度の強い薄膜が作製できる条件を模索する。
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