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自己治癒能力を引き出す再生促進型滅菌済無細胞腱:無細胞ウシ腱を用いたラット前十字靭帯再建実験による再生・安定性評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岩崎 清隆  早稲田大学, 高等研究所, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要膝関節靭帯再建では耐久性のある人工靭帯がなく、健常な自己腱を採取して治療されており、複合靭帯損傷や小柄な場合には腱が足りない場合がある。本研究では、生体組織の滅菌で課題であった強度保持を実現する滅菌済み無細胞化ウシ腱を用いてラット前十字靭帯再建術を行い、再生能を評価することを目的とした。凍結乾燥してエチレンオキサイドガス滅菌後に再水和した無細胞化ウシ腱が8週間問題なく機能することを実証し、細胞が多数浸潤し、かつ微小血管が形成されることを組織学評価で実証でき、目標を達成することができた。今後は小動物で生体内での6ヶ月の長期安定性を実証し、大動物実験評価そして実用化へ向けて研究を推進していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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