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さつまいも茎葉のポリフェノールを原料とした環境調和型エンプラの製造プロセスの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 東 みなみ  鹿児島県工業技術センター, 食品・化学部, 主任研究員
研究期間 (年度) 2011
概要さつまいも茎葉からポリフェノールを抽出し、これを原料とした高強度・高耐熱性のバイオマスプラスチック製造技術を開発することを目的として、原料モノマーの抽出・精製条件を検討した。バッチ式の抽出装置を用いて、抽出時間を一定とし120°C~160°Cで抽出したところ、熱水流通式に比べて、カフェ酸誘導体類(ポリフェノールの主成分)の収率は抽出温度が高いほど減少した。精製については、カフェ酸誘導体類を高い収率で得られる合成吸着剤が選定できた。また精製物を溶液重合し評価をしたところ、比較的低い抽出温度の条件で得られた精製物から耐熱性のある重合物が得られた。簡易な熱プレス成形でじん性は不足しているが硬い成形品が得られ、エンプラとしての利用可能性が示唆された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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