母体血中胎盤特異的mRNA/microRNAを用いた妊娠の非侵襲的分子診断法の開発
研究責任者 |
三浦 清徳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 客員研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 妊娠の診断と同時にその異常を予測し胎児染色体異常を診断しうる妊娠診断試薬の実用化を最終目標として、以下の3つの成果を得た。1妊娠の検査試薬として、母体血中の胎盤特異的miRNA濃度測定が有効であることを見いだしたが、そのmiRNA濃度の濃縮化が今後の課題となった。2母体血を用いた非侵襲的胎児染色体診断法として、胎盤特異的miRNAが胎盤発育の指標として有効と示され、その染色体局在情報を用いることで実用化へと展開できうる。3絨毛性疾患の診断ツール開発に向け、全胞状奇胎特異的miRNAをマーカーとして同定し、phantom hCGとreal hCGの鑑別など絨毛性疾患の管理に臨床応用されることが期待された。
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