新規樹立阻害抗体に基づく新しいタイプのインフルエンザウイルス増殖阻害薬の開発基盤研究
研究責任者 |
尾林 栄治 島根大学, 医学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 病原性の強い新型インフルエンザウイルスに対応する治療薬の開発は全世界レベルでの喫緊の課題である。世界に先駆けて行ったインフルエンザウイルスRNAポリメラーゼの構造生物学的研究を基盤とした本研究では、1)インフルエンザウイルス増殖を細胞内で阻害する新規モノクローナル抗体の認識部位を同定し、2)インフルエンザウイルスの増殖阻害薬を取得するため、モノクローナル抗体を用いたリード化合物の簡便なスクリーニング系を構築した。3)さらに型の異なるウイルスPAタンパク質を認識するモノクローナル抗体5種類を樹立した。今後、産学協同でインフルエンザウイルスの新規増殖阻害剤を研究開発する。
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