光学的手法を用いた乳がん化学療法のベッドサイドモニターの開発
研究責任者 |
小倉 廣之 浜松医科大学, 医学部外科学第一講座, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本課題では、乳房全体を無侵襲的に短時間で効率的に検査できるように、現在の時間分解分光装置(TRS-20SH)を多チャンネル化する改良を行い、様々な乳腺腫瘍の光学的特徴と血液動態をX線の照射なしに明らかにできる乳がん化学療法のベッドサイドモニターを開発することを目標とした。今回の研究期間で多チャンネル化を想定した1chプローブでの計測を行い、より精度の高い計測が可能となることが確認できた。今後、開発された多チャンネル装置を用いて計測結果を蓄積し、このモニタリング技術として導入されれば、化学療法レジメンの変更や手術を先行させるなどの治療方針の決定により、乳がん患者のQOL・治癒率向上に寄与できると考えられる。
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