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ヒトiPS細胞の樹立と未分化能および多分化能を維持可能なフィーダー細胞を必要としない無血清培地の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岡本 哲治  広島大学, 医歯薬学総合研究科(歯), 教授
研究期間 (年度) 2011
概要ヒトiPS細胞やES細胞は、フィーダー細胞上で血清添加培地を用いて培養されている。しかし、血清やフィーダー細胞はロットによる不安定性や異種抗原や感染性因子の混入等の問題があり、培養条件に不定要素が多く、増殖・分化機構を正確に検討することは困難であり、医療へ応用の際、問題となる。そこで、安定した条件で高品質なヒトiPS細胞の供給を目指し、血清およびフィーダー細胞を用いず、全組成の明らかな、ヒトiPS細胞の誘導および維持を可能とする無血清培地の開発を行い、完全無血清培養系にて健常者および遺伝子疾患患者より採取した組織からヒトiPS細胞を誘導することに成功した。今後は同細胞を用いて、疾患の発症機序解明やメカニズム解明を行いたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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