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ヒト脂肪幹細胞をソースとする肝細胞スフェロイドチップの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉本 敬太郎  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要細胞接着領域がマイクロレベルで規制された機能性培養皿を用いて、間葉系体性幹細胞の一種である脂肪幹細胞の三次元化を試みたところ、約80μm径を持つ球状細胞塊(スフェロイド)を効率良く且つ大量に構築することに成功した。構築した脂肪幹細胞スフェロイドは約1カ月間の継続培養が可能であり、内部壊死も観測されなかった。さらに、未分化関連遺伝子の発現量を比較したところ、単層培養したものよりもスフェロイド化したもの方が高く、骨芽、軟骨、肝臓様細胞への分化も確認した。以上の結果から本機能性培養皿を用いた三次元培養法が脂肪幹細胞の分化誘導能を向上させ、目標であった肝細胞スフェロイドチップの作製に利用できる可能性を有することを明らかとした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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