皮膚マーカーナビゲーションを用いた骨軟部腫瘍切除法の確立
研究責任者 |
星 学 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 骨軟部腫瘍は様々な部位に発生するという特徴がある。皮膚マーカーを用いたコンピューターナビゲーションシステムを用いることにより、手術中にリアルタイムにコンピューター画面で手術操作部位を確認することができる。本研究では研究期間中、手術中にレントゲン撮影やレントゲン透過装置で骨占拠部位が確認できない10例の骨腫瘍および骨に浸潤する軟部腫瘍(悪性腫瘍2例、良性腫瘍8例)に対して本法を用いて腫瘍切除術を施行した。実際の操作部位とコンピューター画面上での距離の誤差を示すRegistration Errorは1.4±0.3mm(平均±標準偏差)と、非常に精度の高い腫瘍切除を実現することができた。また、手術中に、予想外の出血などの有害事象は認められなかった。
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