1. 前のページに戻る

線形帰還シフトレジスタを用いた微小遅延故障検出のための高速遅延測定法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 加藤 健太郎  鶴岡工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要本課題の目的は、線形帰還シフトレジスタを用いた微小遅延故障検出のための高速遅延測定法の開発である。具体的には、高速化のためのスキャンパスを用いたテスト応答の高速非同期転送方式の実現可能性の検討、及び効果の確認であった。実験において64ビットのスキャン長において提案法同期方式と比較してデータ転送時間を3%まで削減が可能であることを確認した。これは測定時間に換算すると提案法同期方式の15.35%まで削減されることに相当する。このことから測定時間に関しては目標を達成した。面積に関しては、提案法非同期方式のフリップフロップの面積が提案手法同期方式のフリップフロップの面積に対してわずか2%の増加であった。これはシグネチャレジスタ数削減による面積削減目標の達成の可能性を示唆する結果と言える。今後は、面積削減、非同期転送の転送距離、スキャン操作時間の削減に注力して実用化の検討を行っていく。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-07-16  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst