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自己組織化ペプチドが誘導する金属ナノ粒子の規則配列化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 田中 正剛  名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要10nm未満の金属微粒子を規則配列させるため、両親媒性ペプチドの二次元自己組織化を用いた手法を開発した。本研究で設計したペプチドは、溶液中ではランダムコイルをとるが、固/液界面で選択的にβ-シート転移する。つまり基板を溶液に浸漬するだけで、簡便にナノ繊維構造体が自発的に配列化する。システインと金の結合を利用し、ペプチドを修飾した金微粒子を用いて自己組織化を行ったところ、基板に吸着したペプチドが選択的に繊維化し、金微粒子を配列化することに成功した。微細な空間で精密に金属を配列化する本技術は、ナノワイヤー作製やナノマスキング材として展開でき、新しい電子素子の開発に貢献することが大いに期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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