自己組織化ペプチドが誘導する金属ナノ粒子の規則配列化
研究責任者 |
田中 正剛 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 10nm未満の金属微粒子を規則配列させるため、両親媒性ペプチドの二次元自己組織化を用いた手法を開発した。本研究で設計したペプチドは、溶液中ではランダムコイルをとるが、固/液界面で選択的にβ-シート転移する。つまり基板を溶液に浸漬するだけで、簡便にナノ繊維構造体が自発的に配列化する。システインと金の結合を利用し、ペプチドを修飾した金微粒子を用いて自己組織化を行ったところ、基板に吸着したペプチドが選択的に繊維化し、金微粒子を配列化することに成功した。微細な空間で精密に金属を配列化する本技術は、ナノワイヤー作製やナノマスキング材として展開でき、新しい電子素子の開発に貢献することが大いに期待される。
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