概要 | 申請者は、抗原ペプチドを固定化したビーズを用いて高分子ナノ粒子をアフィニティー精製する事で、抗原に強く結合するナノ粒子を単離できる事を見いだした(JACS 13648, 2010)。この粒子は動物血中でも抗原を認識しその毒性を中和する事から(JACS 15242, 2008. JACS 6644, 2010)抗体に代わるナノ医薬材料"プラスチック抗体"として注目されている。しかし、これまでの技術では、一週間に数マイクログラムしかプラスチック抗体を単離出来なかった。そこで本研究では、高速液体クロマト用のアフィニティー精製担体を開発すると共に、アフィニティー精製条件を検討し、短時間で大量のプラスチック抗体を精製するシステムを検討した。
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