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乳化技術を利用した経粘膜透過製剤:牛過剰排卵誘導のための非侵襲性DDSホルモン製剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 西片 奈保子  (財)宮崎県産業支援財団, 結集型研究推進室, 研究員
研究期間 (年度) 2011
概要優良母系家畜の作出のために使用されている卵胞刺激ホルモンFSH(6回)及びプロスタグランジンPG(2回)の筋肉内注射多回投与は、母牛へのストレスと作業負担が大きいため、単回投与かつ非侵襲性の投与法による効果的なホルモン剤の投与法確立が強く望まれている。そこで、多相ナノエマルション等の乳化技術を応用してFSHおよびPGをDDS(薬物送達システム)製剤化し、非侵襲性製剤の開発を試みた。1高分子タンパク質であるFSHは通常粘膜透過性が得られないが、S/O/W型エマルション化により若干の透過性が得られた。しかしエマルションの粘膜傷害性改善が必要であることがわかった。2PGは乳化素材(油脂)への親和性が高く放出が困難であった。以上から、両ホルモンの非侵襲製剤化にはキャリア素材のさらなる検討が必要である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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