研究責任者 |
岩井 克全 仙台高等専門学校, 情報ネットワーク工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 赤外レーザを用いる治療装置は、生体に対する適合性もよく、その需要は益々増加している。その中で赤外光伝送に適した高信頼性中空ファイバを医療用レーザ装置に搭載することにより、数多くの診療科目に適用可能な新たなレーザ医療装置が実現できる。中空ファイバは、高反射コートによりレーザ光の高効率伝送を可能にしている。しかし、内装膜の成膜でガラス母材表面に微小欠陥が形成され、強度の劣化を生じている。本課題においては、曲げ負荷に強い内径0.53mmガラスキャピラリを母材として用い、その保護膜の厚膜化を行うことで更なる高強度化を図り、内視鏡治療に用いても、折れない高信頼性中空ファイバの開発を試み、成功した。
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